車を高く売る方法・中古車買取業者~自動車修理工場編

車を高く売る方法~の選択肢としては少し異色。多分修理工場に売るという発想自体あまりないかもしれませんが、主にメンテナンスや車検整備、さらには修理板金を生業とする自動車修理工場に高く車を売る方法について、その傾向と対策から攻略法に迫って参ります。

自動車修理工場とは?実際にやっていること

その名の通り、自動車の修理を行うのが主な事業ですが、一部を除きそのほとんどがが小規模で、経営者も自ら修理や整備を行うことが多いのが特徴です。

いわゆる「生粋」の整備士や板金塗装工が、中には親子2代3代に渡って付き合いのある古い顧客の車のメンテや、整備を伴う車検代行からエンジンや足回りの不具合を修理、事故等が起きたときの板金などを総合的もしくは単体で請け負い、それぞれ生計を立てています。

ただ、大型カー用品店がかなり本格的な整備や修理を請け負い始めたり、チェーン化された車検専門店などの台頭から年々その数は減少傾向にあり、「町の修理屋さん」はその姿をあまり見かけなくなってきました。

とはいえ、その利益の元はズバリ「工賃」、つまり自分の腕にかかっているわけで、腕がよければ信用をつかみ顧客離れを防ぐことができるうえ、近隣の小規模中古車販売店やガソリンスタンドなどから外注で整備、修理板金を請け負うところもあり、そういった修理工場はしっかり土地に足をつけて生き残り、健全な経営をいまだ続けています。

そもそも自動車修理工場に車が売れるのか?

車を修理工場に売ることができるというか、積極的に中古車の買取を全面に出しているところは、ここで言う修理工場ではなく中古車販売店ととらえた方がいいかも知れません。

ただ、町にある修理工場の片隅には、本当に申し訳ない程度数台値段のつけられた中古車が並んでいて、その多くがリーズナブルなのを見つけたことのある方もいるでしょう。あれは、そのほとんどが積極的な買取や、オークション会場で仕入れた車両ではありません。

いくつかの理由から、修理工場の日常業務の流れのなかで買取をした車両の一部に手を加えて、再度商品として販売している訳ですが、そこに修理工場に車を売るメリットが隠されています。

修理工場に車を売るメリット

修理工場が中古車を買い取る理由、それは「廃車にするのならいっそのこと安くても売れれば御の字」という客側の心理が関係しています。

車検や不意のエンジントラブルなどで常連客から持ち込まれた車両が、通検のために必須の整備費用や、トラブルを回復するための修理代が高額で、客からすればもはや乗り継ぎによるメリットが消えてしまった車を引き取ったものの中で、廃車にするのはまだ早いと経営者が判断、コツコツ整備をして販売できる状態にしたものが1つ。

もしくは、車検とは関係なく板金などで持ち込まれたもので、これまた高額な板金代から持ち主が手放すことを決めて引き取った車両、手づからキレイにしたもののどちらかです。

腕のいい板金修理工場、整備工場の場合は思わぬ成果の可能性

工賃が多額にかかる整備、工賃がその値段の多くを占める板金がらみで手離された車両は、持ち主にとっては銭食い虫でも修理工場にとっては大きな利益を生むことがある「大切な商品」となり得るため、それなりの金額をつけて買取するケースが出てきます。

ですので、もし整備代、板金代が大きくかさみ乗り継ぎに難色を持ったときは一度買取に関して修理工場と相談すると、思わぬ成果を得られることがあります。

特にディーラーなどなら廃車代を請求されるところ、もしかしたら高くはなくとも数万円で買取をしてくれる場合も出てきます。

デメリットと注意点は?

販売はあくまで片手間程度、もったいないから利益にしようとしているだけの修理工場に車を売ること自体そもそもイレギュラーなので、車検や通常走行にそれほど支障のない車両の買取を、わざわざ修理工場に依頼するメリットは、正直なところ全くといっていいほどありません。

あくまでも修理工場にとってはイレギュラー案件

また、買取に慣れていないのがほとんどなので書類を揃えたり、手続きを進めるのもアタフタしてスムーズでないことも多くあります。

自動車修理工場に車を高く売る方法

以上のことを踏まえて、修理工場に買取をしてもらうときの攻略法をまとめてみましょう。

高く売るというより、最終買取先の一つとして

ちょっと攻略法と呼ぶには違うかもしれませんが、他店で廃車代を求められるほどの不具合を抱える車や、過走行であったり古い年式の車を最終的に幾ばくかの金額で、引き取ってくれる可能性が高いのが修理工場と言えます。

「廃車◯◯万円で引き取ります。」の看板をチェック

修理工場の中には、店頭にこんな看板を掲げているところも多くあります。こういった場合は積極的に行う意思がある修理工場であることが伺えます。

これは整備や修理、板金をして販売する意図だけでなく、タイヤやホイールなど互換性の高いパーツから、故障箇所以外の高額な部品に関して、今後の整備や修理に有効利用できるものを財産として評価し、廃車に値する車を買取をする修理工場も多いのです。

さらに実は、パーツ取りもすっかり済ませて完全に廃車にする車でも、「再生可能な資源」として買取る屑鉄屋さんなどの専門業者がいて、空っぽに近くなった骨組みだけのような車体を、そこに流すだけでも結構な収入になります。

本当のことをはっきり言えば、リサイクル料をまだ支払っていないなど極めて特殊なケースを除き、筆者にとってはいまだにこの「廃車代」をきっちりとってくるところは意味不明。

この廃車代についてはいずれ詳しく触れていきたいと思いますが、とりあえずもし買取業者から査定がつかないどころか廃車代を求められたときは、さっさとそこから帰り、そんな看板を掲げる修理工場を訪ねてましょう。

最後まで愛車がより評価されることを諦めない

他業者では最低額がつかなかった車を、晴れて修理工場が買取をしてくれることになった場合、他の買取専門点では難しい「うちの車はずっとここにお願いしてるんだからもう一声」といった、情に訴える買取価格交渉が有効な場合もあります。

地元に長く密着し、顧客の支持なくしては経営が成り立たない修理工場は、「いつもお世話になっているから」という心理が唯一働く売却先、少しでも高く売りたいときは恥を忍んで試してみるべきです。

大手買取店のようにマニュアルや限度が定められているわけではないので、そのあたりが高く買い取ってもらうためのポイントとなります。

手続きの遅さは我慢

良くも悪くも職人かたぎな方が多い修理工場に、スムーズで心地よい事務手続きを求めるのは少し酷というもの。そもそも買取を生業としているわけではなく、買取もやっていると言うだけ。

買取にしろ廃車にしろなんにしろ、最後に愛車を評価してくれたときはグッと我慢してください。

総評とピンポイントまとめ

本来の姿はあくまで車の修理とメンテナンス、販売力がそれほど高いわけでもないので普段は売却先に修理工場を選択することはあまりないはずです。

ただ、体調が悪くなったときに頼りになるのは、やっぱり行きつけのお医者さんであるように、近所に顔なじみの修理工場を確保しておくと、買取だけでなく、カーライフにおいていろんなケースで心強い存在になってくれるので、1軒は確保しておくとよいかもしれません。

  1. 大手買取店を複数当たっても満足的ない場合の最終手段として
  2. 故障車、事故車など何らかの理由でお金をかけなければ行けない車が対象。
  3. 板金、整備の腕がよく、比較的設備が整っている工場が狙い目。
  4. 廃車買取を積極的に看板に出しているところは可能性が高い。
  5. できれば何らかのコネクションがあれば交渉が聞きやすい。(顔なじみや~の知り合い等)
  6. 手続きの遅さは我慢、スムーズさなど求めるのは酷です・・・。